ネイマール家の奔放な恋愛に漂う、 ロナウジーニョ兄弟と似た危うさ。
number
実力と共に、世界中にゴシップニュースも届けてくれるネイマール。個人的にはもっと評価されていい選手だと思っている。
サッカー以外の事が少し影響があるのかもしれませんね。

ブラジル代表FWネイマール(28、パリ・サンジェルマン)の母ナジーネさん(52)が4月12日、自身のインスタグラムに自分より30歳若く、息子より6歳若いチアゴ・ラモスさん(22)とのラブラブ写真を掲載した。

自宅の広い庭の芝生の上で、2人とも裸足。ナジーネさんがチアゴさんの首に右手を掛け、チアゴさんが右手でナジーネさんの腰を抱き、笑顔で見つめ合う。

そして「説明できないことは、説明のしようがない。ただそれを生きるだけ……」のメッセージ。堂々の熱愛宣言である。

ネイマールは「お母さん、幸せに。愛してるよ」。ネイマールの父親でナジーネさんの元夫のネイマール・サントス氏は、拍手とハートと祈りのポーズの絵文字を贈った。

このナジーネさんの発信は、国内外でかなりの反響を呼んだ。

ブラジル国内で当初の反応は、概ねナジーネさんへの祝福だった。

この国では、結婚相手や交際相手との年の差はあまり気にしない。「誰を選ぶかは、完全に個人の自由」という考え方が一般的だ。

それでも中年女性の多くは、ナジーネさんの若くハンサムで逞しい男性との交際宣言に羨望に近い眼差しを向けた。その一方で「この若者は一家の財産が目当てなのではないか」という懐疑的な声もあった。

交際相手の過去が知れ渡ると。
果たして翌日、風向きが変わる。

ブラジルの各メディアがチアゴさんの過去を徹底的に調べ、彼が国内の小クラブやスペイン5部のチームでさしたる結果を残せなかった元フットボール選手、エレクトロニック・スポーツのプレイヤーにして自称モデルであること、多くの男性と交際してきたバイセクシュアルであること、女性であれば自分よりずっと年上が好みであることなどが明らかにされた。

ブラジルはカトリック国で、現在もなお同性愛者への視線は一般的に厳しい空気がある。バイセクシュアルであることの是非はさておき、チアゴさんの過去が明らかになるごとに2人の交際への好感度は一気に低下した。

10代から女性との噂が絶えない。
ネイマールは、10代の頃から女性との噂が絶えない。

19歳のとき、ごく短期間交際しただけの16歳の女性を妊娠させてしまう。子供を認知して以来、この女性にかなりの金額の養育費を払い続けている。

2012年、20歳のときにブラジルの若き人気女優と交際を始めると、別れたりくっついたりを4度繰り返した末、最終的に2018年に別れた。

その後も何人かの女性と噂になったが、現在はステディと呼べる交際相手はいないようだ。

父親の後押しでステップアップも。
ネイマールの父親で息子の代理人を務めるネイマール・サントス氏は、大きな成功を収めることが叶わなかった元プロ選手だ。

引退後はバス会社や水道局で働いていたが、息子が14歳のときにその巨大な才能に一家の命運を賭けることを決意。仕事を辞めて息子のすべての練習と試合に付き添ってアドバイスを与え、成長を後押しした。

その努力が実ってネイマールは17歳で名門サントスからデビュー。ほどなく国内ナンバーワンの選手となると、2013年には21歳でバルセロナへ移籍。その後の経歴はフットボールファンならご存じのとおりだ。

ネイマール・サントス氏とナジーネさんとは非常に仲睦まじく見え、ネイマールも「両親のような結婚生活を送りたい」と語っていた。しかし2016年、2人は突然別離する。

その原因についてブラジルのメディアは「ネイマール・サントス氏に愛人がおり、隠し子までいたことをナジーネさんが突き止め、激怒したから」と伝えている。

妹はガビゴルと交際して……。
ネイマールの4歳年下の妹ラファエラさん(24)は、かなり派手な印象を与える女性だ。

過去数年で風貌が明らかに変わり、本人は認めないものの「顔のあちこちを整形手術した」というのが定説となっている。

自身のインスタグラムに、高価な服やアクセサリーをまとったセレブ感丸出しの写真を頻繁に投稿。「何も仕事をしないで、兄が稼いだ金を浪費している」という陰口があるが、本人は全く気にしていないようだ。

2017年には兄のサントス時代の後輩になるブラジル代表FWガビゴル(現フラメンゴ)と交際を始める。そして2019年には彼の子供を身ごもった(現在妊娠約8カ月)とされるが、年末に別れた。その理由は、ガビゴルの浮気とされている。

代理人の父にも様々なトラブルが。
そして、ネイマールの一家4人のうち最も控えめと思われていたナジーネさんが、この国の感覚ではかなりスキャンダラスな部類に属する相手との交際を明らかにしたのである。

メディアが報じるまで、ナジーネさんはチアゴさんがバイセクシュアルであることは知らなかったという。ナジーネさんがショックを受けていると推測する向きが多く、この2人の恋愛が長続きすると予想する者は少ない。

ブラジルは、日本と比べると男女の恋愛にはかなりオープンで寛容な国だ。それでも、ネイマール一家の奔放にして複雑で不安定な恋愛事情はさすがに異彩を放つ。

ネイマールの選手としてのここまでの成功は、父ネイマール・サントス抜きには語れない。サントスからバルセロナへ、そしてバルセロナからパリ・サンジェルマンへの移籍も、いずれも父親が主導したものとみられている。

ただし、その過程で多くのトラブルが発生している。サントスからバルセロナへ移る過程で父子が巨額の裏金を懐に入れたとしてサントスなどから訴えられており、ブラジルとスペインの両国で巨額の脱税や税金申告漏れの容疑がかけられている。

ロナウジーニョ兄弟を想起させる。
このようなネイマール父子の関係は、パラグアイで偽造パスポートの使用で逮捕され、今も拘束されているロナウジーニョと彼の兄で代理人を務めるアシスの関係とよく似ている。

ロナウジーニョは幼い頃に父親を亡くし、以後、すでにプロ選手として活躍していたアシスが父親代わりとなった。彼の成功を手助けしつつ、自身が引退してからは弟の代理人となり、クラブとの契約延長や移籍などの交渉を一手に引き受けた。

その一方で、近年は事業や財産管理などにおける兄の判断ミスが弟の人生を台無しにしつつある。

今後ネイマールが公私両面で正しい道を歩み、またかつてのような、あるいはそれ以上のレベルのプレーができるようになるのかどうか。

彼ら家族全員の私生活のドタバタを眺めていると、かなり難しいと思わざるをえないのだが。

アフィリエイトで稼ぎたい方必見

おすすめの記事