お笑いタレント今田耕司(54)が20日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」に出演。吉本興業への復帰を模索する「雨上がり決死隊」宮迫博之に苦言を呈した。
吉本興業の大﨑洋会長は、12日発売の写真週刊誌「フライデー」の取材に応じ、宮迫について「もう戻らんでええと思うで。いちいちユーチューブでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよ」と一蹴している。
これに今田は「なかなかでしたよね。怒ってるというか突き放した感じの。僕らも不義理があったりとか、後輩に対してもうちょっとちゃんとしてあげたらなという部分はある。それでもなかなかの極限状態やったし、かばう部分もあるんですけど、僕らが思ってる以上に温度が高かった」と語り、「吉本のトップが『戻ってこんでええ』ってはっきり明言することが今までなかった」と驚きを隠さなかった。
また、大﨑会長の怒りの裏には宮迫が10日にアップした動画に、引退した島田紳助さんを登場させたことがあるのではないかと推測されている。
今田は実際にフライデーの取材と、動画の投稿のどちらが先だったか分からないと前置きし「ユーチューバーのやり方なんでしょうね。ちょっと寂しいのは、芸人やったらやらへんやり口なんですよ。先輩のとこにゲリラ的に電話して…」と困惑の様子。
続けて「俺らやったらホンマに出てほしかったら、紳助兄やんに個人的に電話して『ユーチューブでトークの企画したいんで出てもらっていいですか』っていう風にして、『ええよ』ってなって初めて配信」と指摘し「芸人としてのセオリーじゃないことをやってしまって、本人がどう思ってるんかなと思って」と首を傾げた。
さらに「これされたら、紳助さんは吉本の宝であるし、今のトップも復帰させたいっていうのはあきらめてないわけじゃないですか。メディアに出るときはこういう風にしようと会社は考えているけど、紳助さんは戻る気ないから気軽に『ええよ、協力したるよ』ってなる。だけど、そこを突いたらあかんのちゃうかな」と苦言。「俺らも(宮迫と)付き合い長いし時間もたったし、できることなら戻れるようにしたいけど、そこの心を折られるいうか」と吐露した。
最後には「奥歯に挟まっているものを全部言ったら、彼がかわいそう」とまで語り、言いたいことがまだまだありそうだった今田。さながら“公開説教”の様相だった。